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3月, 2021の投稿を表示しています

Bluetooth スピーカー、ヘッドホン、イヤホンに飛ばすための DAP が必要かどうかは、その人次第

DAP: Digital Audio Player、分かりやすい例が Sony Walkman  Bluetooth スピーカーで音が出るまでの仕組み 1、音楽データファイル mp3 とかは、圧縮されているので、プレーヤー側(スマホや DAP)で解凍する。この段階で、プレーヤーによる差はない。(もし、ここで差があるなら AAC だのなんだのというコーデック規格が崩壊するだろう) 2、プレーヤーが音に味付けをする。ここで、プレーヤーによる差が出てくる。 3、そして、プレーヤーが Bluetooth 向けに再圧縮を掛けて、スピーカーに飛ばす。これ自身には、すくなくとも音楽再生機器としての差は出ない。SBC というややこしいコーデックがあり、これは bitpool 値というものの影響で、圧縮データが異なる可能性がある。しかし今から買う機器なら、どれも差がないようだ。 4、スピーカーが圧縮データの解凍をして、アナログデータに変換して、音を出す。この過程で、スピーカー側での味付けが入る場合もあり、差がでてくる。 DAP で音が良くなるのか もう結論は出ているが、同じ音楽データファイルを、同じスピーカーで鳴らした場合でも、2の影響により音は変わる。これは、音色が変わるのであり、いわゆるノイズだとかによる音質が変わるわけではない。 また、2 で何も味付けしないなら、つまり、1が終わった後 3 に行くなら、何も変わらない。 DAP が要る人、要らない人 DAP の味付けが好きな人は要る。 味付けなんてしない人は要らない。自分はこちら。味付けしないと自分好みにならないような音をそもそも買わないから。 捕捉 DAP って、アナログデータまで作らせてなんぼだと思うから、有線で聴こうよ。

アマゾン、低評価レビューの読み解き方

 個人的な思想によりアマゾンでの買い物自体はほとんどしない私だけど、アマゾンのレビューはよく参考にする。やはり数がおおいので。で、その時の注意点をまとめてみた。 偽物、粗悪品に対するレビュー 最初の問題はこれだ。アマゾンは商品ごとに販売ページがまとめられてしまっているため、碌でも無いセラーに粗悪品、例えば誰かが初期不良で返品したものなど、を売りつけられる可能性がある。また、これはアマゾン倉庫からの配送でも起こることが指摘されている。アマゾンは倉庫内でセラーごとに分けていない。あるセラーが粗悪品をアマゾン倉庫に混ぜてしまえば、もうおしまいである。ひどいセラーは返品されるたびにアマゾン倉庫に返納してるかもしれない。 ということで、品質に関するレビューが上がってる時は、通常の製品の品質なのか、ババをつかまされたのか、判断する必要がある。数は少ないが、他でレビューを見たり、口コミサイトで意見を募る必要があるだろう。 例えば、switch pro controller は aliexpress で全く見分けのつかない物が出回っており、アマゾン倉庫にも相当数偽物や初期不良品が混ざっていると思われる。新品が動かなくて修理に出したら水没跡があるなどは、典型的な証拠だろう。 https://www.amazon.co.jp/dp/B01NCX3W3O/ref=cm_sw_r_cp_awdb_imm_NXSVAVY1S6DFNA0CETBE このレビューから言えることは、とりあえずプロコンは家電量販店で買おうと言うことだ。 機能、性能に関するレビュー 近年は、万人受けするような製品よりも、一人一人の嗜好にあったものが、よく売れている。買う前に一人一人が何を期待していたかで、同じ機能、同じ性能に対して、意見が180度分かれる。したがってとがった製品はレビューが割れやすい。 例えば bamboo slate なんかが良い例だ。評価に相当なばらつきがある。実際に低評価を見ると、品質についてはペンの出来に問題があるようだが、それよりも、文字認識やクラウド連携と言ったソフトウェア面での不満が目立つ。一方で絶賛も目につく。これは、全く同じ体験をしてるのに、何を求めていたかで、評価が二分しているのである。 https://kutt.it/n0ZLsS このレビューから言えることは、bamboo sl

スマホのワイヤレス充電器がワイヤレスの役目を果たしていない件

本節   なぜか指摘している人が少ないので指摘することにした。とは言っても、下の図に示したとおりだ。     まず、物理的な側面で考えると、ワイヤレスになっているのって、最後の最後の 10cm くらいしかない。こんなものをワイヤレスと呼ぶのは誇大広告だろう。ちゃんと、一部ワイヤレス充電器と呼ぶべきである。   次に、社会通念としてのワイヤレスを考えてみる。これは人々がワイヤレスに期待する恩恵が得られるものかどうかと考えてみる。人々がワイヤレスに期待するのは、   どこでも使える ものが減る、小さくなる    の二点ではないだろうか?少くとも私にはそうだ。この二点はもう検証するまでもないだろう。明かにワイヤレス充電器の置いてあるところでしか使えないし、明らかに物の数は減らないし、大きさで言えば、圧倒的に大きくなってしまう。ということで、これはワイヤレスとは言えない。   もしかしたら、プラグを差さなくて良いことがメリットであるという訴えもあるだろう。しかしプラグを差す方が簡単か、丸に合わせてスマホを置く方が簡単かは、個人によって異なるので、これは得失無しである。また、さらに言えば、プラグを差す必要がないことが商品のコンセプトであるなら、プラグレス充電と呼べば良いのである。   以上。   おまけ   図を描いててやはり Boox Nova3 が欲しくなってしまった    

電子ノート考察: 結局、紙と鉛筆か?

考察 ここ最近 Boox Nova3 が欲しい → Boox Nova3 Color が欲しい → Bamboo Slate がやっぱ欲しい → Rocketbook が欲しいと一巡したので、ちょっと自分がどうするか考えてみる。 最初に欲しくなった Boox Nova3 だけど、きっかけは人に自分の手書きの絵を見せる必要があったから。ちょっとマウスの自由線で画くのが難しかったので、このときは鉛筆で書いたものをスマホカメラで撮って送った。このとき、写真があまりうまくとれなかったのがきっかけである。室内で自分の影が入ってしまったのだ。 もちろん単純な電子ノートは他にも出てるのだけど、正直どう考えても鉛筆よりも書きにくいものに万単位のお金を払う気にはなれなかった。だが、Boox Nova3 ならメモのついでに電子書籍も読めるなと思ったのが Boox Nova3 が欲しくなった理由だ。また、カメラが付いてないので、仕事先でも使えそうだというのも利点だった。ただ、ここで Boox Nova3 Color の存在を知り、Boox Nova3 への物欲は一旦さめる。  で待ちに待った Boox Nova3 Color だけど、いろいろなレビューがポツポツ上り始めている。視認性は Boox Nova3 に勝てないようである。ではカラー表示はと言うと、正直カラーの物は普通のタブレットで見たほうがはるかに綺麗だという、まあ当たり前の結論に落ち着きそうである。そもそも Boox Nova3 Color で現実的に利用するであろう電子書籍アプリとメモアプリでは、私は別に色は要らない。普段漫画でも白黒版を買ってるし、物理でメモを取るときは黒鉛筆しか使わない。というところで冷静になり Boox Nova3 Color は見送りを決心した。 となると普通なら Boox Nova3 を買おうとなるのだけど、4万円の買い物はわりとビビる。でいろいろ言い訳を考え始める。そもそも私は Kindle Paper White が嫌いだったじゃないか。私は漫画をぱっと全体を見渡してパッパッパっと見送って行くスタイルで、ページ送りでいちいち待たされるのが嫌いだったのだ。この経験は古いものだが、どんなに Boox Nova3 ががんばっても、今漫画を読むのに使っているタブレットの速度には絶対勝てない。メモを取るた

なんかやたらと布マウスパッドばかりもてはやされているので、普通の使い方には エアーパッドプロIII が断然上であることを伝えたい

 マウスおすすめとかで検索すると、やたらと布のマウスパッドばかり出てきます。ですが、これってゲーマーの視点なんです。ゲーマーって Youtube とかでも、マウスをぶんぶん振り回して、滑りが良いだのなんだのとレビューをして、それを真に受けて買う人がたくさんいる、そして布製しか知らないから、それが滑りが良いんだと思い込んでしまう、そんなことが起きていると思います。 しかし、布製のマウスパッドは基本的に、滑りが悪いのです。どうにかこうにか滑りを改善されているものが高評価されていても、実際は樹脂製の硬質なものには全く滑りやすさでは歯が立ちません。 腕を振り回すゲームの使い方ではなくて普段使いで考えてみましょう。普通の人が普通に買う 1000-3000円くらいのマウスって、ほとんどが 1000-1600dpi くらいだと思います。そういう人が、普段のメール、ワードやエクセル、ウェブブラウザ、そういったものを使うときって、マウスを 5mm 動かす、1cm 動かす、そういうシーンがたくさんあります。布製の場合、マウスが沈み込んでしまっているので、最初の動きが重いのです。小学校の理科で言えば、静摩擦係数がすごく高い。マウスを 5cm, 10cm と動かすシーンでは、ぐっと動かしてぱっと止めれば良いので、自然に腕に力が入って勢いが付いているから、初動の重さが気になりません。しかし、普段の 5mm, 1cm 動かすシーンでは、ちょいっと指先を動かすだけなので、マウスが引っかかって動かないのです。なんか、ギシッギシッっという感じです。逆に、しっかり力を掛けると、今度はあっという間に、目標地点を素通りしてしまうのです。 ですので普通の人は、沈み込みのない硬質なものが使いやすいのです。そして、その硬質な物の中で最高峰がエアーパッドプロ III です。5mm, 1cm の動きが驚くほど軽く、スススッと動かせます。 こちらは普通にお店のリンクです。色、大きさはお好みで。できればソールがセットになっているものがお得だと思います。 https://www.pawasapo.co.jp/goods/search_list.html?input_search_word=%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%97%E3%

へんてこな垂直マウス Delux m618 mini を三ヶ月毎日使いつづけたのでレビューします

 Delux というのは中華入力機器の多分メーカーです。 http://www.deluxworld.com/ で m618 は垂直マウスです。私が買ったのはグレーですが、今は白が欲しい。 http://www.deluxworld.com/en/product/business_series/vertical_mice/M618mini.html 多分というのは、中華製品はものすごい OEM であふれてて、アリエク見ても全く同じ商品がいろんなブランド名で売られてます。しかしDelux のマウスは Delux ブランド以外では売られてなく、またホームページもちゃんと作るくらいなので、おそらく製造メーカーそのものだろうと思います。 ネタのつもりで買ったのに、入手後、三ヶ月使いつづけてます。何が良かったかと言うと、第一に、持ちやすかった。本当に、ビックリ。こんなん持ちにくいだろうと思ってたから。 次に良かったのが、Bluetooth 4.0 と USB ドングル切り替えで、2台ペアリングさせておけるとこ。 三番目は充電式。やっぱり中華マウスに省電力とか期待してないから下手に乾電池の減りを気にするよりも、毎日充電するほうが、すがすがしいです。 最後はサイレントスイッチです。これは商品が届いてから気がついた機能だったけど、コトコトと心地好いです。ロジクールさん、MX シリーズは静音スイッチでお願いします。 しかしもちろん良くなかったところもありました。重いです。123g あります。接地面積も広いのでなかなかの摩擦です。布パッドで試したのですが、初動が本当に重くてダメでした。 解決方法はパワーサポートのエアーパッドプロIII というマウスパッドの使用と、セットのソールを貼りまくることです。これでスルスル滑るようになります。 商品ページはこちら、 https://www.pawasapo.co.jp/smaho-iphone-item/sundry/131.html  あと、注意点ですが、多分持ち上げてマウスを動かす派の方は無理です。またマウスパッドなんて気にしたこともない方も要注意。布パッド勢も、ご自身の腕力と良く相談下さい。   最後にアリエクスプレスの直営店の製品ページを貼っておきます。 https://a.aliexpress.com/_mO1mNfZ   アマゾン

Cherry MX 4軸を比べてみた感想

https://www.aliexpress.com/item/32837427598.html?spm=a2g0s.12269583.0.0.1f2d654fzAHXWL で Cherry の基本 4色のを買ってみた。 もちろんショボい筐体にカポっとスイッチを置いてあるだけなので、これで実際に高級キーボードかったときと同じ印象になるわけはないが、参考にはなるだろう。 青軸 ゆっくり押すと、急に力の抜けるタイミングがあり、そこでカチっと音がする。力の抜ける直前まで遊びがあり、直前で重くなるので、「あ、ここで入力できるな」というのがはっきりわかる。また、音のおかげで、速く、または強くタイピングしていても、「入力できた」というのがはっきりわかる。 力が抜けるのは、よくある外付けメンブレン (*1)と同じなんだけど、直前で抵抗があり、この先は自分の意思で押し込んだ感がある。そこが、急に座屈するメンブレンの「あー向こうに行っちゃった」という感覚と違う。 *1) メンブレンだからというより、各社が押したことが分かるように、そういう感触になるように設計してるんだと思います。 赤軸 今持っている静音赤軸と比べて、あまりかわらない。スッとなんの引っかかりもなく押せるというのが特徴。ただ底付きしたときの音が大きい。ただこれは、高級キーボードとおもちゃの比較なので、筐体や基板などの影響もあるかもしれない。静音リングをいれれば、なんか似た雰囲気になる。 あと赤軸でもメンブレンよりうるさいと言われてるが、そんなことはなさそうだ。青軸みたいに軸自体の音はしない。強くたたくとバネのキーン音がするときもあるけど、一番うるさいのは底付き音で、二番目にうるさいのは、指でキーキャップを叩いた音なので、これはメンブレンでも静音化してなければ同じだろう。 黒軸 普段静音赤なので、その感覚でたたくと底付きしない。底付きせずにタイピングをしたいなら良いのかもしれないし、底付きを回避できるなら結果的に赤軸より静かだろう(軸自体が静かなわけではない)。しかしなれたら結局底付きするようになるのだろうか。そこは分からない。 茶軸 なんか押してくとプリっとする。青軸と違い、プリっとするときに音はしない。一番近い感覚が、一般的なメンブレン。 これは微妙だなあ。ただメンブレンてちゃちい作りの物が多くて、キーキャップのガタと