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11月, 2021の投稿を表示しています

DELUX m618 mini にオムロンスイッチなんて入っていなかった件

 DELUX m618 mini はオムロン製スイッチ使ってると謳ってるけど これは中華 DELUX 社の垂直マウスです。Ali の公式サイトはこちら。ちなみに全てのリンクはアフリエイトではありません。 https://www.aliexpress.com/item/32991743157.html   (製品ページより) そしてオムロンのスイッチを使っていると謳っています。そのうち消えるかもしれないので、こちらは製品ページ画像へのリンクではなく、スクショにしました。 実は Asus Rog のスイッチを自分で変えられるというマウスが気になっており、オムロンに静音スイッチがあるなら、面白いなと思って調べたのですが、オムロンは静音スイッチなんて出してないです。一節によると機構的に静音のものは作れないとかなんとか。 バラしてみた 一体どういうことかなーって思っていた矢先に右クリックがチャタるようになったので、バラしてみました。   はい、これは Kailh の mute switch です。もしくは、そのパクリです。 Ali 公式ページです。 https://www.aliexpress.com/item/32962497404.html  (公式ページより) ということで中華アルアルでした。

Arch Linux: 最適化フラグをどうするかでベンチマークしてみた

結論 手持ちの PC では CFLAGS="-O2" で良いということになった。 ベンチマーク概要 Phoronix test suites で list-recommended-tests とされている物のうち、System Tests の中からさらに CFLAGS をきちんと拾ってくれるものを選択した。コンパイラは CPU の仕事に関わるんだから CPU テストで見るべきという意見もありそうだけど、システム全体で効果が出ないなら、わざわざ危険を犯す必要はないと思い、システムテストとした。   検証したフラグは -march={native,x86-64}, -mtune=generic だ。なぜなら Arch の makepkg.conf が -march=x86-64 -mtune=generic となっているからだ。 マシン情報   Apache テスト   -mtune=generic がなぜか突出。多少差が出てる。   PostgreSQL テスト 非常に僅差。 WavPack テスト とても僅差。 GnuPG テスト すごい僅差。 Redis テスト 僅差ながら -O2 が優勝。多少差が出たか。   Stress-NG テスト   CPU ストレスを選んだので CPU を直撃する -march=native がすごいんじゃないかと思ったけど、全然だった。多少差がでた。 まとめ 自分の PC ではアーキテクチャ固有の最適化を使っても、あまりパフォーマンスに差が見えない。危険を犯して得られる見返りが小さい。 また、ある程度差が出た Apache, Redis, Stress-NG では、無印が 3位、1位、2位と表彰台を外さない大活躍。 つまり、自分の PC では -O2 無印で何も危険を犯す必要が無いという結果となった。 おまけ: なぜ -march, -mtune で速くならないのか、勝手に想像してみた。 自分は素人なので、考えただけで本当かどうかは知らないので悪しからず。 一つ目の理由は、ハードつまり CPU が、固有機能は持っているが、別に汎用機能と比べて効率良く動くようにはできていない、ということが考えられる。まあこれはどんな製品にもあることだろう。 二つ目の理由はソフトウェア側、つまり gcc の問題だ。良く知らないけど

LFS vs Arch Linux

はじめに  lfs は linux from scratch の略。よく arch linux と比較される。どんなものかはググってください。20年くらい lfs を使ってきたが、どうしても動かないプログラムがあって arch で環境を作っている。結論としては好きな方をやってみれば良いし、どちらの経験も役に立つと想う 共通している部分 どちらも、インストール、lfs の場合は lfs ブックの最終章まで、は最低限の環境で終わり。wifi にも繋がらないし、もちろん gui なアプリなんてひとつもない。そこから自分で、どんな環境にしていくのかを考えながらいろんなソフトウェアをインストールして試行錯誤していく。 なので、結論としては、自分の専用 os を作りたければどちらでも良い。 lfs ならではのこと lfs はソフトウェアのビルド方法のみが書いてある。もちろんコピペで従っても良いが、選択自由な依存ソフトウェアをどこまでインストールしておくか、コンパイラの最適化オプションをどうするか、インストールフォルダをどこにするかなどは完全に自由である。 自分勝手にいろいろやってると、ビルド設定や、コンパイルでいろいろつまづくので、その度にビルドに必要なソフトウェアを拾ってきたり、ググってコンパイラオプションを変えたりと、いろいろ経験値を詰むことになる。 カーネルも自分で設定してコンパイルしなくてはならない。カーネルパニックが出るたびに、どこで止まってるのか写真を取っていろいろ試すことになる。そうこうしているうちに、自分のpcのためだけの小さなカーネルをビルドできるようになる。 そのため、lfs, blfs を通して、それなりに動く環境が出来上がる頃には、大抵のエラーは怖く無くなる。これこそ lfs で得られる最高のメリットだと思う。 arch ならではのこと arch はコンパイル済みのパッケージと、依存性などを一気に解決するパッケージ管理ソフトがある。lfs ブックで 一週間ちまちまビルドしていたものが、一時間くらいで終わる。ただそれは、自分でコンパイルするのが好きか嫌いかだけの違いで本質ではない。 archはパッケージ管理ソフトでインストールしても、ほとんどそれに対して何も設定しない。特にユーザー設定を書き換えてしまう事など一切ない。archwiki や bbs とにらめ

Creative Live! Cam Sync 1080p の主観的レビュー

メーカー製品ページ  https://jp.creative.com/p/webcams/creative-live-cam-sync-1080p   買った感想 買って満足。内蔵カメラよりもはるかに良かった。 検証動画 https://youtu.be/Iuhf2X9UPsg OBS 録音時のボリュームの感覚が分からず、他の動画に比べてやたらと音が小さくなってしまった。黄色ボリュームゾーンに入りっぱなしくらいで良かったみたいだ。 画質 非常に明るくて、くっきりしている。全画面で見るとノイズがあるのだけど、このサイズくらいで見ると、あまり見えない。Web 会議に十分な画質。 レノボは白っぽくなってる。モニターもコントラスト低くて白っぽいし、映像機器というのは手を抜くと白っぽくなるんかね。二度と買わないから別に良いけど。 画角  ちょっとした手振りは伝えられる十分な画角。レノボも画角は狭くはない。   ピント 公式に焦点距離 60cm から、とあるように、近くの物にはピントが合わない。ここだけはレノボが勝っている。   反応 動きに対しても、残像になったりせずに機敏に反応する。手振りを活用できる。レノボのも反応は良い。   音質 非常にきれいに録れる。計測できないけど、割と高周波数までまんべんなく録れている感じ。レノボのは中音域しか録ってない感じ。必ずしも悪い分けではないが。   環境音 無指向性なので、PC のファンの音もしっかり録る。それでも PC 内に設置されているレノボマイクよりは雑音は小さい。Web 会議ソフト側でそれなりに処理できると思うが、正直マイクはヘッドセット使うほうが良い。 もともとマイクの品質は確かだろうと思ってたけど、使う気はなかったので、問題はない。 声質 はりのある高音よりの元気な声となる。レノボのは落ち着いた中低音で、実はおっさんには悪くない。 買うべき人 内蔵カメラからのステップアップを図りたい人 買うべきでない人 鑑賞目的の美しい動画を撮りたい人 最後に一言 ハードは一流、ソフトはゴミと揶揄される Creative がソフト無しのハードで挑んだんだから、問題の出ようのない逸品。実はノイズキャンセリングソフトをバンドルした V2 があるんだけど、そっちはどうなんだろうね。