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「やはり佐野研二郎は凄かった!五輪ロゴが盗用ではない明確な理由を簡潔に解説」は私の感性とはちょっとずれてる。

記事はここ。   http://blog.ks-product.com/tokyo-olympic2020-logo2/ 東京五輪2020のエンブレムは 『TOKYO』、『TEAM』、『TOMORROW』という3つの『T』 東京五輪1964エンブレムのリスペクト パラリンピックロゴとの共通理念 T じゃ駄目でしょ まず最初の T からだけど、日本の母国語は日本語だから、東京なら 東とか、スポーツの祭なんだから 祭とかでしょ。日本なのにローマ字の T て、ローマ字ならいたての小学生なみに陳腐なアイデアで、この時点でボツでしょ。 それに、日本にオリンピックが来た理由は、震災からの復興と日本人ならではのおもてなしのアピールでしょ。どこからチームとか明日が来たの?それに未来という意味での明日なら、英語で future でしょうが。 ということで、アイデア自体がどうにもならないボツ作品だと思うよ。 1964 日の丸リスペクト 次が 1964 リスペクトだけど、デザイン業界のリスペクトってのは、その要素が入ってる、つまり、大きな日の丸が入ってるってことで良いのかな。で、その日の丸入れるために、右下に変なヒレを付けたせいで、全く T だとすら分からなくなる。何が書いてあるのか分からなくなる時点で、そのデザインはボツでしょ。 そして、無理矢理押し込んでみた日の丸だが、真ん中の黒い海苔のせいか、もともとのデザインのせいか、縦に細長く見える。こういうのは、若干縦に潰れて見えるくらいのほうが、親近感湧くと思うのだが。 そして、これは本当にどうしようもないデザインなんだけど、大きな丸を浮び上がらせての日の丸であれば、右上の丸はなんなのか? あれが日の丸なら大きな丸は必要ないでしょ?太陽が二つってなによ。 なお、「Tの右下のヤツは何?」という意見も有りますが、これがあるから東京五輪1964エンブレムが浮かび上がるわけです。  あれが無いと浮び上がらない時点でボツでしょう。 パラリンと共通? パラリンピックのコンセプトは『平等』です。 黒と白を入れ替えただけで『T』が平等を表す『=』に姿を変える、つまり、 記号で平等を表す のが1つ目のアイデアです まずイコールは = こう、横向きだよね。見る人がやさしい目

『五輪エンブレム』デザイナーが死滅するとか起きないから

今回の件、商業デザイナーぽい人達がときどき、twitter なんかで (http://blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52145040.html など) ちょっとでも似てたら叩かれるのか こんなこと起きるなら商業デザイナーは絶滅する みたいなことを言ってるけど、そんなこと起きないから。 今回、佐野氏のデザインが徹底的に叩かれたのは、そもそも一般の素人の市民に不評で、ぱくり疑惑(本当のところは本人にしか分からないんだから、やるはずがないだのなんだの言ってくれるな。俺もやったに違いないとか言うつもりない)は、最高の批判材料だったんだよ。 だからあなたたちが、素人の一般市民に受けいれられるデザインをすれば、そんなあら探しされないし、ときどき類似のデザインが指摘されちゃっても、初期の消火活動(あなたたちのブログで丁寧に説明するとか、類似先と握手して和解してる写真を載せるとか)すれば、すぐ 鎮火するから心配すんな。 他にも 文字を基調にしたら似るのはしょうがない 的なこと言ってる人いるけど、だったら文字を基調にしなきゃいいじゃない。 それから すばらしい作品なのに、それを分からん素人のせいでプロが思い通りの作品を作れなくなる みたいな意見ね、それ、芸術家になったら言って。でも芸術家だって、パトロンから相当な注文を付けられるから覚悟してね。あのね、あなたたちの仕事は、依頼主を満足させる事でしょ。依頼主の望みは、それこそデザインの分からん一般市民からの好感度を上げることでしょ。あなたたちだけの世界のすばらしい作品にこだわってどうすんの?あなたたちの仕事なんて、普通のビジネスマンが自社製品やサービスの説明書や仕様書書く仕事となんら変わんないから。電子工学のプロしか使えないスマホやパソコンなんて意味ないでしょ。 最後に佐野氏を擁護したい。前述の通り、ぱくったかどうかは本人しか知らないから考察しない(仮にベルギーの裁判が実施され負けたとしても、それは係争上の敗北で真実かどうかを示さない)。一連の疑惑作品 (http://is.gd/ZqAMxX 等) を見て思うのは、彼は既存のものに良く似たもので、かつ、劣化したものをデザインする程度の能力しかないと言うこと。デザイナーよりも大衆向けでない