スキップしてメイン コンテンツに移動

電子ノート考察: 結局、紙と鉛筆か?

考察

ここ最近 Boox Nova3 が欲しい → Boox Nova3 Color が欲しい → Bamboo Slate がやっぱ欲しい → Rocketbook が欲しいと一巡したので、ちょっと自分がどうするか考えてみる。

最初に欲しくなった Boox Nova3 だけど、きっかけは人に自分の手書きの絵を見せる必要があったから。ちょっとマウスの自由線で画くのが難しかったので、このときは鉛筆で書いたものをスマホカメラで撮って送った。このとき、写真があまりうまくとれなかったのがきっかけである。室内で自分の影が入ってしまったのだ。

もちろん単純な電子ノートは他にも出てるのだけど、正直どう考えても鉛筆よりも書きにくいものに万単位のお金を払う気にはなれなかった。だが、Boox Nova3 ならメモのついでに電子書籍も読めるなと思ったのが Boox Nova3 が欲しくなった理由だ。また、カメラが付いてないので、仕事先でも使えそうだというのも利点だった。ただ、ここで Boox Nova3 Color の存在を知り、Boox Nova3 への物欲は一旦さめる。

 で待ちに待った Boox Nova3 Color だけど、いろいろなレビューがポツポツ上り始めている。視認性は Boox Nova3 に勝てないようである。ではカラー表示はと言うと、正直カラーの物は普通のタブレットで見たほうがはるかに綺麗だという、まあ当たり前の結論に落ち着きそうである。そもそも Boox Nova3 Color で現実的に利用するであろう電子書籍アプリとメモアプリでは、私は別に色は要らない。普段漫画でも白黒版を買ってるし、物理でメモを取るときは黒鉛筆しか使わない。というところで冷静になり Boox Nova3 Color は見送りを決心した。

となると普通なら Boox Nova3 を買おうとなるのだけど、4万円の買い物はわりとビビる。でいろいろ言い訳を考え始める。そもそも私は Kindle Paper White が嫌いだったじゃないか。私は漫画をぱっと全体を見渡してパッパッパっと見送って行くスタイルで、ページ送りでいちいち待たされるのが嫌いだったのだ。この経験は古いものだが、どんなに Boox Nova3 ががんばっても、今漫画を読むのに使っているタブレットの速度には絶対勝てない。メモを取るためだけに万単位の消費はできない。そして今のタブレットの代わりになるなら良いが、絶対にそれはできないから、ガジェットを増やしてしまうことにもなる。

とかなんとか思いながら、ここで昔興味を持ったけどスルーした Bamboo Slate を思いだす。これは、紙に画く → 保存する → 紙に書き足す、としたときに更新できないというのが弱いなとは思ったのだけど、気になってあらためて調べると日本で売ってない、もしくは信じられないプレミア価格である。そこで eBay や Amazon.com で調べてるときに出てきたのが RocketBook である。

この RocketBook、正直何回も使えるとか、消せるとかどうでも良かった。普段、鉛筆の間違いさえ、私は消さない。グシャグシャとして、別のところに書くだけである。ただ、専用アプリでクラウドに送れるのは良いなと思ったのである。ただ冷静にレビューを潰していくと、書いた跡が残る、インクがのりにくい、手汗で消えてしまった、細い線が取り込むと消えてしまうなどいろいろ問題が指摘されていた。一番致命的なのは 1, 2ヶ月で紙が曲ってしまった、というのと、消すのが面倒くさいという問題である。それで 5000 円は厳しいなあ。

なかなかうまく行かないものだなあと思いながら、ふと大昔に Jotnot のスキャナアプリの有料版を購入していたことを思いだした。それで久々にダウンロードして試してみたら、なんかすごく便利になってた。大昔は紙の周囲の辺を自分で選択しなくちゃいけなかったような気がする(それが面倒で段々使わなくなった気がする)が、なんかパッと紙の形を認識してくれる。当時から適当に台形を長方形に補正する技術は高かったが、今もそれは変わらない。

とりあえず適当な物をスキャンしてみたのがこちら。これなら十分だな。



ということで、紙と鉛筆に落ち着きそうだ。安いし。


注意点

これは私にはそうだと言うだけなのは注意してほしい。私はそもそも物理的なメモをあまり取らない。物理を使うのは、人に見せなくてはならないがマウスで画くのがきつい場合と、数式をこねこねしたい時だけである。普段のメモはワードにスクリーンショット、呟きなどをがんがん放り込んでいくタイプだ。手で画く方が定着が良いなどと言われるが、そもそも今時ググれば何でも出てくるからそんなに知識を記憶しておく必要もない。必要なのは、そのとき自分はどう感じたか、どう思ったか、であり、これは  Google だって知らないことなので書きこむ。だけど、これは自分がそのときにそう感じたことなので、旅行が楽しかったとかと同じで手書きだから記憶が長続きするというものでもない。つまるところ、私の場合、使用頻度が少ないから紙と鉛筆と Jotnot が最適であろうと言うだけで、Boox Nova3 が最適な人は絶対にいると確信してるし、もしかしたら RocketBook が最適な人だって居るかもしれないと思っている。

以下広告


コメント

このブログの人気の投稿

Wordでは、等幅フォントを指定して

Wordでは、等幅フォントを指定して tags: ms office Wordでは、等幅フォントを指定しても空白文字を入れるとずれる † Microsoft Word で、プログラムのソースなどを載せたいとき、consolas や courier などの等幅フォントを使う人が多いだろうが、等幅フォントを選んでも文中に空白文字(半角スペース)を混ぜると、幅が合わなくなる(文字のフォントよりもスペースの方が幅が若干狭くなる)。 Visual Studio なんかで使うぶんにはこんなことにはならない。これは Word の設定の問題だ。 要因としては、Word では空白文字が 2 個重なったときに勝手に幅を狭くしたりするらしい。これは以下の手順で解除できる (1) 右上の Office ボタンを押して、下の方にある「Wordのオプション」を選択 (2) 「詳細設定」タブを選択。一番下にある「レイアウトオプション」を展開する (3) 「半角文字と全角文字の文字幅を調整しない」をチェックする 正直、等幅フォントを使ったら、デフォルトでスペースも同じ幅になってほしいものだが。 Original: http://goo.gl/OAmcN Posted from Diigo . The rest of my favorite links are here .

Sound Blaster Play 3 は Linux でもハードの限界で動作できるみたいです

 本家によると最高スペックは出力 24ビット 96kHz, 入力 24ビット 48kHz です。 https://jp.creative.com/p/sound-cards/sound-blaster-play-3    /proc/asound/card2/stream0 を読む限り、入出力両方とも最高スペックでの設定ができそうです。   そこで $HOME/.config/pulse/daemon.conf に   resample-method = speex-float-2 avoid-resampling = yes default-sample-format = s24le default-sample-rate = 96000 としました。avoid-resampling としてるので、レートが 96kHz と 48kHz (Youtube) のときは再サンプリングしません。44.1kHz (CD やレコチョクの音楽ファイル) は再サンプリングされるので resample-method で speex-float-1 から 2 に気持上げました。  実は PulseAudio のデフォルトが 44.1kHz なので、これまではレコチョクファイルは再サンプリング無しで、これからは有りになったのですが、馬鹿耳なので分かりませんでした。 また、Sony さんの 16bit/48kHz と 24bit/98kHz を聞き比べてみたのですが、やはり馬鹿耳なのでランダムで鳴らしてみても、全く分かりませんでした。 https://helpguide.sony.net/high-res/sample1/v1/ja/ ただ、フルスペック出せると気持ちが良いので、しばらくこのまま運用しようと思います。なんかフルスペック出すためだけに、ハイレゾ版音楽買っちゃう人も居るかもしれませんね。   この調子で Sound Blaster GC7 も最高スペックで Linux 上で動くなら是非欲しい(付属ソフト要らね)のですが、どうなのでしょう。

DELUX m618 mini にオムロンスイッチなんて入っていなかった件

 DELUX m618 mini はオムロン製スイッチ使ってると謳ってるけど これは中華 DELUX 社の垂直マウスです。Ali の公式サイトはこちら。ちなみに全てのリンクはアフリエイトではありません。 https://www.aliexpress.com/item/32991743157.html   (製品ページより) そしてオムロンのスイッチを使っていると謳っています。そのうち消えるかもしれないので、こちらは製品ページ画像へのリンクではなく、スクショにしました。 実は Asus Rog のスイッチを自分で変えられるというマウスが気になっており、オムロンに静音スイッチがあるなら、面白いなと思って調べたのですが、オムロンは静音スイッチなんて出してないです。一節によると機構的に静音のものは作れないとかなんとか。 バラしてみた 一体どういうことかなーって思っていた矢先に右クリックがチャタるようになったので、バラしてみました。   はい、これは Kailh の mute switch です。もしくは、そのパクリです。 Ali 公式ページです。 https://www.aliexpress.com/item/32962497404.html  (公式ページより) ということで中華アルアルでした。