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CPU グリスの誤解

 なんか誤解してる人が多い。Youtube でも塗りたくってる人が多いし。


まず、熱の伝わりやすさは、グリスの熱伝導率/グリスの厚さ。厚さのことをすっかり忘れてる検証が多い。


熱伝導率だけみて、サーマルパッドで CPU 冷やせるんじゃないかとか、誤解。サーマルパッドは 1mm とか 0.5mm とか厚さがあり、一方、測れないけど、柔らかいグリスなら 0.01mm くらいのオーダーでは。つまり、サーマルパッドが 15W/mK とか言ってても、全然パッとした結果が出ないのは当然。厚さの桁が違うので、サンワや Ainex の一番安いなんの変哲もないシリコングリス買っておいた方が全然ましだろう。サーマルパッドは、熱をため込んで時間を稼ぐためのもので、2部品間の熱交換を瞬時に行うための物とは思わない方が良い。


良く伸びると評判の Mx-4 などのやわらかいグリスが、検証ですごい熱伝導率のグリスに勝っちゃうのは、厚さが大事ってこと。


金属が見えないくらい塗っちゃってるけど、本当は金属同士は当たった方が良い。なので、金属が見えるくらい CPU 側もクーラー側も薄く塗って、金属が凸ってるところは金属が当たればよいし、凹んでるところはグリスに埋めてもらえばよい。


Noctua の説明書で米粒盛って、押しつぶせってのは、結局、変に盛りすぎるくらいなら、CPU とクーラーの表面の凹凸の成り行きに任せておいた方がましだってこと。



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